鉄門扉の錆びの状況（鉄部サビ度：★★★☆☆）
ご自宅の鉄門扉。長年の使用で錆びが進み、門扉を支える鉄柱の根元がボロボロになってしまいました。門扉の柱が腐食して傾いてしまうと、扉も一緒に傾いてしまいます。鉄門扉のまま修理が良い？いっそアルミ門扉に交換が良い？当社なりの投資タイミングをご説明したところ「修理も考えたけど、これを機会にアルミ門扉に変えたい」とご注文をいただきました。
アルミ門扉への交換工事：
鉄門扉をアルミ門扉にするために、まずは錆びた鉄門扉の鉄柱を掘り返して鉄扉を解体撤去します。このあと、新たなアルミ門扉を施工します。色は既存門扉と同じ黒色に。今回は鉄門扉のまま修理するか、アルミ門扉に交換するのか、という価格の判断ポイントについて参考になるかと思い記事を書きます。
この工事の相場費用について：
鉄骨の腐食ダメージの具合や工事条件がまちまちであるため、工事費用も現場ごとに異なります（現場調査が必要です）。お見積依頼等お気軽にお問合せください。
鉄製門扉が傾いてしまった原因は鉄柱の腐食
鉄の門扉を確認しました。扉が大きく傾いており、開け閉めができなくっています。
原因を調べたところ、丁番が外れたなどの初歩的な劣化ではなく、門扉を支えている鉄柱そのものが腐食していることがわかりました。
鉄柱の腐食がアルミ門扉交換へのタイミング？
鉄柱の根元が錆びて穴があいてしまっています。
このサビ穴が原因で柱が自立が不可能になり、結果として丁番で吊られている扉も傾いてしまいます。ここまで柱が腐食していると溶接補修では対応できず、柱の交換をするしかありません。
鉄柱の強度補修が難しい場合が、アルミ門扉への交換タイミングのひとつであると当社は考えます。
このケースの場合は修理もできますが、「交換」と「修理（再利用）」に大きな価格の開きがありません。
鉄門扉の扉がサビて格子の一部が外れたり、扉の外枠がサビている・・というレベルであればアルミ門扉に交換しなくても溶接補修で再利用した方が工事価格は安く済みます。しかし、今回のように扉を支える柱を交換しなくてはいけないレベルとなると、ここが価格の分岐点です。
切替えタイミングを見極め、アルミ門扉に交換
これが交換されたアルミ門扉です。
鉄の門柱をハツリだして撤去したら、新しいアルミ門扉の柱を埋設。基礎工事もキレイに完成。鉄の門扉からアルミ門扉への交換工事が終わりました。
最初に使っていた鉄門扉も、柱がしっかりしていればヒンジ（丁番）を再度溶接をして安価で修理できたかもしれないのです。しかし今回のケースでは柱の再利用が望めないのでアルミ門扉に変えた・・という経緯です。
つまり、「門扉の柱がまだ再利用可能か？」あたりが修理と交換の価格分岐点ではないかと当社は思います。「柱を交換するレベルであればアルミ門扉に交換したい」「高齢になってきて扉が重いからアルミ製にしたい」などの理由でアルミ製門扉に交換するオーナー様が多いです。
また、アルミ門扉にする際に従来の門扉スペースを確保するための「親子扉」についても解説しておりますので下記ページもご覧になってください。