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鉄工所がアルミ製の通路屋根を修理するとこうなる

アルミ屋根フレームの現状(アルミダメージ度:★★★☆☆)
大雪が降った、ある冬の出来事です。積雪の影響でアルミ製の屋根フレームが外れてしまったと連絡をいただきました。調査してみるとフレームのジョイント(連結部分)部分が雪の荷重に耐えられず歪んで外れていました。アルミ製品は部分交換ができないケースが多く、オーナー様も困って当社にお電話をくださいました。

アルミ屋根製品の補修方法:
メーカー品のアルミ屋根の修理については専門外でがありましたが、鉄工所ならでは修理方法で対処することにしました。補修方法は、外れたアルミパイプのジョイント(連結部分)部分を肉厚なステンレス製補強パーツを作って、サンドイッチするように貫通ボルトでがっちり固定作戦です。

この工事の相場費用について:
鉄骨の腐食ダメージの具合や工事条件がまちまちであるため、工事費用も現場ごとに異なります(現場調査が必要です)。お見積依頼等お気軽にお問合せください。

荷重でアルミ既製品の連結部が取れた

アルミのジョイント部が外れた

幼児施設の外部通路を雨から守るアルミ屋根。写真のとおり、屋根のフレームがジョイント(連結部分)でぽっきりと折れてしまっています。数日前に降った大雪による荷重によってパイプが外れてしまったのです。

脚立で外れたアルミを支える

外れた片方の屋根が落ちてしまうため、脚立でかろうじて支えている状態です。通行する子供たちの安全を考えると、できるだけ早い修理工事が必要です。

アルミの部分的な改修が難しいケースが多いため、鉄工所の私たちにお声をかけていただきした。鉄工所ならではの方法でこの外れたアルミフレームを復旧します。

アルミのジョイント部をカバー補強する金物を作る

アルミ製品を補強する金物パーツ

これが外れてしまったアルミパイプ。そして補強方法の図解です。

外れたアルミパイプを「サンドイッチ」のように補強します。ステンレス鋼材をコの字型に曲げ加工して作った「補強パーツ」でパイプ同士を挟み込み、これを貫通ボルトで固定する方法です。

補強パーツをボルトで固定しれば工事完了

補強パーツをボルト固定する

写真のように、「補強パーツ」でボルト固定します。そのあとは飛び出したボルトを1本1本カットして仕上げれば補強は完成。外れたアルミフレームは復旧されました。

補強されたアルミ既製品

この通路は、都内の幼児施設だったので、カットした金属片なども丁寧に掃除する必要がありました。

現地での作業時間は数時間で終了。これで安心して通路を歩けますね。