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ガレージ天井に関する「天井デッキプレートの腐食トラブル」に関する記事です。延命補強工事で解決したいオーナー様向けの記事です。
ガレージ天井のデッキプレートの腐食トラブル
ガレージ天井部となるデッキプレートの腐食トラブルの解決例です。
「普段は天井板によってデッキプレートが隠れていること」や「腐食箇所の直上が風呂場」ということもあり少々厄介なシチュエーションですが、その場合の対処方法があります。
補強したあとは天井板で被覆して見えなくなるため、できるだけ頑丈に補強して安心しておきたいですね。そこで通常よりも頑丈に補強することになりました。
デッキプレートの鉄骨補強の流れ
鉄骨による溶接補強の流れを順番に解説いたします。
まず、既存の鉄骨梁に「スチフナ」を増設します。鉄骨自体の強度アップという目的もありますが、このあとの補強作業の布石でもあります。
次に、腐食したデッキプレートを支える2本の「新しい鉄骨梁」を増設します。「新しい鉄骨梁」は既存鉄骨梁の間に通す形で接固定していますが、既存鉄骨梁同士の距離があってやや不安定。下がガレージなので柱の増設も難しいです。
そこで、先ほど増設したスチフナから小梁を伸ばして、前述の「新しい鉄骨梁」を下から支えるように作りました。これだけ頑丈にしておけば安心です。
このあと、まんべんなく防錆塗装をして鉄骨補強作業は完了です。
最後にケイカル板を施工して完了
オーナー様からのご依頼で造作工事までお引き受けしました。鉄骨補強のあと、天井板(ケイカル板)を貼るための木下地を施工します。
最後に天井板(ケイカル板)を施工して完了。鉄骨の様子が見えなくなりますが、かなり頑丈に補強しているので10年以上問題なく使えるはずです。
ご自宅ガレージ(デッキ)補強をご検討のオーナー様、お気軽にお問い合わせください。
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